<平昌五輪>「餃子店アルバイトしながら国家代表になったのに…」 合同チームに声を上げる2030(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.24 14:08
ベテランのイ・ギュソン(34)は17年間代表としてプレーしながらコンビニエンスストアと焼肉屋のアルバイトで生計を立ててきた。昨年、腰の負傷で引退したが、代表チームのビデオ分析官として後輩を後ろからサポートしている。
2018年現在、韓国女子アイスホッケーチームはただ1つ、国家代表チームだ。実業チームも学校チームもない。収入は国家代表トレーニング手当てでもらう一日の日当6万ウォンがすべて。1カ月に20日トレーニングすれば120万ウォンをもらえる。周囲の人々が「それで生活が可能なのか」と尋ねるほどだ。それで彼女たちは「以前は国家代表の日当は3万5000ウォンだった。その時は1カ月60万ウォンだったが、今は収入が倍に増えたではないか」と笑いながら受け流す。
アイスホッケーを続けるために帰化した選手もいる。カナダで韓国人両親の間に生まれたキャロライン・パク(韓国名パク・ウンジョン、29)は2013年に米国ニューヨークのある病院で研究員として働いてたところ、代表チーム合流意思を問う大韓アイスホッケー協会の電子メールを受け取った。キャロライン・パクは「お前はコリアン・カナディアンではなくカナディアン・コリアン」という父親の言葉を聞いて病院に辞表を出した。スティック一本を持って韓国に来た彼女は翌月すぐに代表チームの練習試合に出場した。2015年特別帰化したキャロライン・パクは同年コロンビア大医学大学院に入学許可を受け取っていたがオリンピック(五輪)出場のために休学した。昨年3月、肩の筋膜断裂によって手術まで受けたが、代表チームに再び合流した。