前大宇会長「通貨危機当時の構造改革、韓国経済に不利益」

前大宇会長「通貨危機当時の構造改革、韓国経済に不利益」

2014年10月02日16時01分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  金宇中(キム・ウジュン)前大宇グループ会長が2日、延世大で、「現在の低成長・(経済)停滞は通貨危機当時に企業家に原因を転嫁して構造改革を施行した(政府の過ち)」という内容の講演をする。金前会長が公開的に講演をするのは大宇グループの解体以来16年ぶりだ。

  金前会長は事前に配布した講演の原稿で、「いま韓国経済は厳しいという声が多い」とし「なぜ我々が低成長と停滞という悪い状況に陥ることになったのか、また、どうすればこれを克服できるのか一度くらい真摯に考えなければいけない」と主張した。続いて「通貨危機当時、その原因を企業に転嫁し、間違った構造改革を施行したところから今の困難が始まった」と強調した。

  今回の特講は金前会長が後輩に伝える要請形式の講演だ。金前会長は先進国の要件として▼20年先を見る強い製造業基盤▼大きくて安定した海外市場▼世界の一員として活動する自信--の3つを強調した。金前会長は「未来志向的な産業も重要で必要だが、製造業を守り育成してこそ、安定的で持続的な発展が可能だ」と述べた。旧大宇造船(現大宇造船海洋)の例を挙げ、「10年以上の厳しい時期を過ごした末、90年代にチャンスをつかみ、21世紀に入って世界最高になった」と話した。

  また金前会長は大きくて安定した市場の確保のために貿易と南北統一の重要性を強調した。貿易については「先輩の世代が市場を開拓したとすれば、皆さんはその市場でグローバルリーダーにならなければいけない」という話を、南北統一については「統一すれば3億人以上の人口になることが可能」という考えを示した。

  金前会長は具体的に、中国東北3省に韓国・北朝鮮・中国3カ国共同産業団地を造成する必要性を強調した。「南北とここ(東北3省)が一つの市場になれば、中国という大きな市場を内需市場のように確保し、米国やEUに劣らない『規模の競争』が可能だ」と主張した。

  また金前会長は「自信を持とう」という話をした。「私は98年の通貨危機当時にもよく自信を強調する話をした」とし「自信を持って対処すれば十分に我々の力で通貨危機を克服することができたが、自信を失って国際通貨基金(IMF)の言う通りにしたため、経済に多くの不利益をもたらした」と語った。

  金前会長は最近、主にベトナムに滞在している。「3700以上の韓国企業がベトナムに進出し、成果を出している」とし「ドイツのボッシュや日本の京セラのような世界的な専門企業が誕生し、100億ドル以上を輸出する中堅企業100社が出てくれば、韓国の経済は強くなるだろう」と強調した。
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