金正恩氏「米国に核リスト渡すのは攻撃目標リストを渡すこと」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.07 10:23
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が今年9月の平壌(ピョンヤン)首脳会談の際、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に「朝米間の信頼がまだ構築されていない状況で核物質・武器、運搬手段のリストを申告しろというのは、我々の立場からすると攻撃目標リストを提出しろということと同じ」と話していたという。6日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が明らかにした。
鄭室長はこの日、国会運営委員会国政監査で「文大統領が首脳会談後に訪米した際、現地言論とのインタビューで金委員長がした話を紹介したことがある」と述べた。正恩氏が自ら「米側の保障の前に核リストを提出することはできない」という趣旨の話をしたということだ。鄭室長は「北朝鮮も核リストの申告を大変重要な(非核化)段階だと認識している」とし「ただし、(申告)手続きは当事者間の確実な信頼措置がまず構築されなければならない」と述べた。
この日、運営委監査では任鍾皙(イム・ジョンソク)大統領秘書室長も出席して「スティーブン・ビーガン米国国務省北朝鮮担当特別代表が、先月29日の面談で、南北間で進められているすべての情報がビーガン本人にアップデートされるように助けてほしいという話を一番多くしていた」と明らかにした。