上海市場2日で16%下落…中国人民銀行、大引け後に金利引き下げ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.26 09:49
今回の事態も同じだ。急騰が本格的に始まったのは昨年6月中旬だ。当時上海総合指数は2000ポイント台だった。それからちょうど1年後に5000ポイントを突破した。150%の上昇だった。これに対し1年余りの間に中国のマクロ経済は「戦々恐々」の水準だった。7%成長を守るのも厳しい実情だ。経済は流れだ。10%を超えた経済が7%成長にとどまったとすればそれは不景気だ。業界は供給過剰に苦しんでいる。それなら株価は下がるべきだが、むしろ1年間急騰した。マクロ経済状況が1年間株価に反映されなかったという意味だ。
最近の中国の輸出と産業生産、小売り販売など主要指標が下がっているのは事実だ。6年5カ月来の最低水準を記録した8月の製造業管理指数(PMI)は47.1を記録し、投げ売りをあおる引き金になった。PMIは50を超えれば景気拡張を、50を下回れば景気収縮を意味する。だが、キャピタルエコノミクスでエコノミストを務めるマーク・ウィリアムズ氏はCNBCとのインタビューで「PMI指数でサービス部門だけ見れば11カ月ぶりの最高値を記録した。不動産建設と重工業部門の勢いが弱いが中国で最も躍動的な部門である電子商取引の成長などでサービス部門は強い勢いを見せている」と話した。産業構造調整にともなう陣痛とみられるという説明だ。