“視界ゼロ”の韓日関係…知韓派教授「ゴールポスト動かすなら…」(2)

“視界ゼロ”の韓日関係…知韓派教授「ゴールポスト動かすなら…」(2)

2018年12月06日16時10分
[ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]
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  --最近韓国が取った一連の措置に対する日本国内の評価はどうか。

  「韓国の事情をできるだけ理解して日本の人々に説明してきた立場から、今は非常に厳しい。特に20年前に結んだ金大中-小渕恵三共同宣言を通じて、歴史問題が完全ではないがそれでも解決されたと思っていたが、再び過去に戻るようなことが起きて残念だ。日本人は今回の措置が韓国の国内政治事情によって起きたと考えている。韓国民の同意がなく韓日間の合意を受け入れることができないという言葉は理解するが、それならこれからはこのような代案なら良いという程度の説明があるべきなのにそれもまだない。国家間の外交関係において変化がないということはありえないが、『ゴールポスト』を動かすならどちら側に動かすのかとはっきり言わなければならないのではないか。私もどんな解決策があるか考えている」

  --安倍政権はどのように対応するとみるか。

  「安倍政権に批判的だが、正直(2015年の)韓日慰安婦合意については驚いた。これまで極右派のように行動していたが、社会党と民主党首相の話をそのまま継承して日本の過ちを認めた。政権が変わっても国家の一貫性を保とうとしたことは首相として立派な仕事をしたと考える。ところが韓国は(今になって)これを受け入れることができないと言えば、むしろ安倍政権には韓国を攻撃する言い訳を与えたことになる。合意当時、支持層からの罵りがひどかったが、(安倍政権は)今回の事態を契機にこれ以上の罵言を聞いてまで妥協はしないだろう。強硬な方向に進む可能性がある」

  --どこから解決方法を探すべきか正直分からない。

  「直ちに解決する処方せんがあるようには思えない。韓国は良く言えば民主主義が発達していきつつあり、悪く言えばポピュリスト指向が強まっている。どうせそのような流れを押し止めることができないなら、国民と市民社会の声が単に賛成か反対ではなく、イシュー別に『これは日本が問題』『これは韓国が問題』というようにさまざまな声が出てくるようになればと思う。日本国内にも多様な声がある。日本に『一つの日本』だけがあるのではないように、韓国も『一つの韓国』だけがあるわけではないと思う。国家間、政府間に問題があっても、日韓両国で声が同じ者同士、小さなことから協力していけばいいと思う。ものすごいことではないが、『この立派な韓国の詩人が仙台で暮らし、その人の詩と人生を振り返ると立派な人なので賛えるのは当然』と考える人々が互いに会い、そのような小さな動きがずっと続くこと、それが重要だと思う。民間次元で日韓友好増進は1970年代から今まで続いてきている。村山政権の時も、小泉政権の時も、安倍政権の時も日本市民社会の立場はブレない。韓国または日本の政府が変わろうが、政府同士衝突しようが無関係に、民間次元でできることは継続していくだろう」

  --最近、韓国若者の日本留学や就職が急増している。

  「韓国外交部が推進中の『3+1』プログラム(韓国3年、日本1年卒業後に日本就職)に我々の大学も関心を持っている。ところが、韓国のことをよく知らないある同僚教授が聞いた話だと言って教えてくれたのだが、『1965年日韓基本条約を問題にしている韓国が、韓国の未来を引っ張っていく若者を日本に行かせるから受け入れてほしいというのは矛盾ではないか』と言った。私もすぐに説明できなかった。韓国の未来である若者を日本に行かせるというのは、政治家が言葉では強硬に出て表面ではあらゆるパフォーマンスをしながらも現実がこうなら欺瞞ではないかと思ったが、基本的に日韓間に堅固な信頼があったからだと思うことにした。そのような面で韓日関係を楽観することができる。政治家がこれからは『問題がなくはないが、韓国と日本は互いに助け合ってこそやっていける国』と正直に話してほしい。これが現実なのに隠すことはできるだろうか」

“視界ゼロ”の韓日関係…知韓派教授「ゴールポスト動かすなら…」(1)

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