「金正恩・トランプ、外交経験不足しているのに自ら天才と錯覚」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.23 09:04
ただし「北朝鮮を非核化させるには1度きりの首脳会談では解決することはできない。非常に長く、なかなか先に進まない過程が続くことになる」としながら「期待感を低くした状態から始めるのが適当だ」と助言した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対しては「韓半島の緊張緩和のためにさまざまな努力をし、米朝対話のためにこれまではスマートな政策を続けてきた。北朝鮮と米国の間の敵対的レトリックが緩和されたのは歓迎するに値する」と評価した。
米国の軍事オプション使用の可能性に対する懸念もにじませた。ミアシャイマー氏は「米国はこれまで敵対国と外交的アプローチをほとんどしてこなかった。その代わり、威嚇や『大きな棒(bigstick)』ともいえる実用的軍事力を使うほうを好む」とし「いわゆる『鼻血作戦(bloody nose)』と呼ばれる制限された軍事力の使用は確実に戦争への拡大につながる」と警鐘を鳴らした。
続く質疑応答の時間にはミアシャイマー氏の悲観的展望に対する反論も提起された。