24年前に韓国を離れた養子レフスナイダー、米国野球の心臓に立つ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.20 13:14
戦後の半世紀間、韓国は巨大な“子ども輸出国”だった。1953年から2006年まで韓国の子ども15万人が国外で養子縁組され、このうち10万人以上が米国に行った。レフスナイダーは91年に米国の家庭に養子縁組された韓国人1800余人の一人だった。この数年間、国外への養子縁組が減ったとはいえ、年200-300人が養子として米国に渡る。ホルト児童福祉会のキム・ビョンス社会福祉士は「韓国は世界的な低出産国となったが、養子として海外に渡る子どもは依然として多い。政府は最近、国内での養子縁組を増やす支援策を進めている」と話した。
米国の家庭は韓国人の養子を好むという。誠実で情に厚いからだ。レフスナイダー夫婦もエリザベスを先に養子として迎えた後、韓国から男の子を求めた。米国の家庭で養子縁組された子どもはほとんど裕福な環境で育つ。しかし思春期の時、必然的に人種差別問題にぶつかる。レフスナイダーのようにうまく克服するケースもあるが、挫折することも多い。米国社会でも養子問題は少なくない。したがって子どもを送る韓国も、子どもを迎える米国も養子の成功を望む。