【噴水台】英国首相の屈辱=韓国

【噴水台】英国首相の屈辱=韓国

2018年12月06日15時30分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  英国のメイ首相にとって4日(現地時間)は忘れられない日になったはずだ。1時間5分の間に3件の採決ですべて敗れた。1978年以来のことだという。「議会冒とく動議案」もその一つだった。欧州連合(EU)とのブレグジット(Brexit、英国のEU離脱)合意案に関する政府の法律検討報告書の全体内容を議会に提供しなかったという理由で発議された。メイ首相と私的に親しい人たちも反乱票を投じた。

  しかしこの日は屈辱的ではあっても致命的なものではなかった。合意案の採決自体は11日に行われるからだ。議員がもう一度、自身の立場-ハードブレグジットであれソフトブレグジットであれ-が採択されるよう投票しなければいけないという意味だ。他人の選択までも念頭に置いた高難度の計算をしなければいけないという意味でもある。これに関し英BBC放送は「上が下で下が上であり、黒が白で白が黒であり、友人が敵で敵が友人」と表現した。

  まさにマキャベリ的な瞬間だ。突然『ハウス・オブ・カード』の文章が思い浮かぶ。最近はネットフリックスのドラマで有名だが、原作は英国政治を背景にした同名の小説だ。マーガレット・サッチャーの参謀だったマイケル・ドブズが1987年の総選挙を控え「残忍なほど不当に」切られた後、F.U(小説ではフランシス・アーカート)というイニシャルの政治家が首相を追い出す話を描いている。「政治的な友情は印象にすぎない。それも簡単に消える印象」「忠誠は良く聞こえるかもしれないが、良い助言になることはほとんどない」「噂のために崩れる人を数多く見た。ウェストミンスター(議会)の廊下は人間屠殺場と変わらない」。

  このような文章もある。「ほとんどすべての首相が打ちのめされて追われた。与党議員の半分以上が自分が首相であればはるかにうまくできると信じている。切られたり補職を得られなかった議員は首相の後ろに座って攻撃する機会ばかり狙っている」

  非情なのか。卑しいのか。葛藤はしかし必然であり政治行為の本質だ。英国の政治がこうである理由は、英国国民がそれに劣らず分裂しているからだ。このため「最も悪くないものを最善と見なして選択する」過程さえも難しい。

  このように見ると、現実政治が時にはさらに劇的だ。ブレグジット期限の来年3月下旬までは英国の政治を見るのが興味深いかもしれない。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の一言に頭を下げて一列に並ぶ共に民主党、まだ親朴党を云々する自由韓国党の機能不全状態よりもだ。私たちもすぐに変わるだろうが。

  コ・ジョンエ中央SUNDAY政治エディター
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