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【現場から】破局を避けた韓国GM事態…自動車産業革新の契機に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.25 15:33
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ドイツに行けば燃料電池自動車を借りて主要都市を旅行することができる。「自動車の都市」ミュンヘンを中心に燃料電池車共有事業をするスタートアップが誕生しているからだ。ドイツは水素補給の心配なくドイツ全域を旅行できるほど水素ステーションのインフラが整っている。燃料電池車の普及に死活をかける現代車はもちろん、グローバル自動車企業もドイツ市場をエコカーのテストベッドとして活用している。ドイツ現地で会った現代車関係者は「ドイツはエコカーに関連する大きな絵を描いておいて市場参加者を抱き込んでいくが、韓国には青写真がないのが残念だ」と話した。

最近「韓国GM事態」を取材しながら最初に思い浮かんだ国がドイツだ。米GMにとって韓国は「離れたい国」だが、ドイツは海外自動車企業が「離れられない国」になっているからだ。韓国政府と産業銀行が韓国GMに対する5000億ウォン(約500億円)規模の新規投資条件で「10年以上は韓国に残ってほしい」という要求をしている。労働組合と政界は「食い逃げ資本」というレッテルを貼り、政府は長く残るよう強制しようとするこの矛盾をどう理解すればよいのだろうか。ドイツとは違う意味で韓国は海外自動車会社が「離れたくても離れられない国」になってしまった。

 
GMが韓国で雇用を維持して事業を継続できる案を考えると、結局、韓国自動車産業全般の革新という課題と向き合うことになる。輸出企業の韓国GMが韓国で事業をするのが難しければ、同じ輸出企業の現代・起亜車など他の国内自動車企業の事情も大きく変わらないからだ。グリーンカー・スマートカーなど未来型自動車に方向を定めたGMが韓国市場を離れようとするのは、結局、第4次産業革命を準備するための市場として韓国が魅力的でないためだろう。世界市場の変化に機敏に対応するGMがこれを少し早くから見せただけだ。

こうした理由から「GM事態」をただ大きな失業問題を避けた事件として済ませてはならず、韓国自動車産業を革新する絶好の機会としなければいけない。政府がGMに10年以上残るよう抑圧的に話すよりも、いつまでも残るように政策を作ればよい。世界自動車市場では現在、エコカー・自動運転車への「破壊的革新」が起きていて、その中で危機と機会が共存する状況が今後10年は続くだろう。自動車産業の専門家らが「核心競争力が急速に変化する今のような時期に機敏に対処できなければ、大企業に成長した自動車企業も一瞬にして崩れるかもしれない」と口をそろえる理由だ。

海外自動車企業が人件費の負担が少なくない韓国に工場を建設して生産をするのは、質の良い部品を生産する協力会社が多いという理由もある。これら協力会社が未来車の部品の生産能力を高められるよう政府が動く必要がある。また、燃料電池車・電気自動車のインフラ、自動運転車専用の無線通信インフラを全国的に整備し、これを基盤とするサービスが登場して新たな雇用が創出されるよう導く必要もある。今回のGM事態がマイナスの記憶となるのか、未来のための滋養分になるかは我々の選択にかかっている。

キム・ドニョン/産業部記者

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