男児出生比が過去最低…勉強・就職に競争力のある娘を好む傾向=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.10 09:41
#娘ばかり3人のソウル禾谷洞(ファゴクトン)のイ・ボクジャさん(59、女性)。男児を好む傾向が強かった時期に続けて娘ばかり産んだために、夫の実家の家族や夫の前ではいつも身の狭い思いだった。しかしこの頃イさんは、周辺からのうらやむ声を1人占めしている。3人の娘が全員、スムーズに大学を卒業すると安定した職場にもついた。まだ一緒に暮らしている2人目・3人目の娘はもちろん、7年前に家を出た長女と婿までが家の慶弔事をそつなく取りまとめてくれるので息子が欲しいとは思わない。イさんは「最近ぞっとするような軍隊内の殴打事件のニュースを見るたびに、娘だけを産んだのがどれほど幸いかわからないという気がする」と話した。
#続けざまに息子2人を産んで周辺からのお祝いを一身に受けた大邱市寿城区(テグシ・スソング)のパク・グァンスさん(49、女性)。しかしこの頃、誕生日や結婚記念日を迎えるたびにストレスを受ける。周辺に娘を持つ友人が、記念日にさえなれば娘からもらった花やプレゼントを持ってきて自慢するからだ。パクさんは「息子が2人だが両親の結婚記念日どころか誕生日も忘れて過ぎ去ることが多い」と愚痴った。「この頃、きれいに服を着ている60代の女性は、たいてい娘を持つ母親」として「娘を産めなかったのが重ね重ね残念」と話した。