<野球>10年間に年俸205倍、「練習生」金賢洙の奇跡(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.18 15:52
2006年に2軍で頭角を現した金賢洙は同年夏、プロ選手の最低年俸である2000万ウォンで正式契約し、1軍に上がった。2007年には開幕エントリーに合流し、3番打者で出場した。突然重責を任された金賢洙はプレッシャーに苦しんだ。ファンは満20歳にもならない金賢洙を重用する金監督を非難した。金監督は金賢洙をしばらく2軍に送ってまた呼んだ。1軍初年度の成績は打率2割7分3厘、5本塁打、32打点。
金賢洙の実力は2008年から満開した。20歳の年齢で打率トップ(3割5分7厘)となり、北京オリンピック(五輪)代表チームにも合流した。金賢洙は「打撃機械」と呼ばれた。シーズン初期に4割を超えていた打率が落ちていくと、一部のファンは「サモス(=4割も打てないゴミ)」と親近感を込めた逆説的な応援を送った。