トランプ大統領「北朝鮮に何もしない中国の黒字は不用」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.31 15:37
米国は28日の北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験発射に怒りを表した。北朝鮮の挑発にブレーキをかけない中国に対し、貿易を通じた報復の意志まで明らかにした。トランプ米大統領は29日(現地時間)、ツイッターで「過去の指導者は中国が貿易で年間数千億ドルを稼げるよう許したが、これ以上は容認しない」とコメントした。トランプ大統領は「中国に強く失望した。中国は北朝鮮に関連して我々のために何もしない。ただ言葉だけだ」と怒りを隠さなかった。
米国がこのように激怒したのは、今回のICBMが西部のロサンゼルスはもちろん、シカゴ・ニューヨークなど大都市を射程圏とし、米国本土に脅威になるという分析のためだ。トランプ大統領は昨年の大統領選挙当時、中国産製品に45%関税をかけると公約し、中国の鉄鋼ダンピング輸出を制裁すると何度か主張してきたが、今まで現実化していない。北朝鮮の相次ぐICBM発射が、貿易戦争を含む一触即発の対立状態に米中を追い込んでいるのだ。
これに先立ちトランプ大統領は北朝鮮のICBM発射直後、声明を通じて強力な対北朝鮮警告を送った。トランプ大統領は「北朝鮮のミサイル発射は無謀で危険な行動であり、北朝鮮はさらに孤立するだろう」とし「米国国土の安保、域内同盟国を保護するために必要なあらゆる措置を取る」と明らかにした。サンダース大統領報道官によると、トランプ大統領は最近、上・下院を通過した対北朝鮮制裁法に近く署名するという。