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【時視各角】米中に捨てられる韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.10 08:00
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しかし韓国が支払うことになる費用も忘れてはならない。韓国は対北朝鮮制裁を細密に規定した国連決議案の違反国になる。北朝鮮の核・ミサイル開発を現金で支援する国として非難される。トランプ大統領が韓米同盟条約の終結を通知しても韓国は話す言葉がない。米軍撤収、米国の東アジア防御ラインが韓国の休戦ラインから日本の西海岸に後退することが後に続くだろう。

私の予測は無責任で極端な想像力だと指摘されるかもしれない。しかし不幸にも韓半島状況を無責任に放置することにしたのはトランプ大統領と習近平主席であり、私ではない。そして手続きは米国のマイウェイ。トランプ大統領はフロリダ会談で習近平主席に述べたことと同じ言葉を韓国の新政権に伝えるだろう。「理解する。しかし我々は我々の道を行く」。ある有力大統領候補は「米国がいかなる対応をしようと必ず我々が事前協議をしなければいけない」と述べたが、そうはならないだろう。THAADを破れば同盟国として韓国が米国に対して守るべき最小限の義務を遂行しなかったというのが、トランプ政権の認識であるはずだからだ。

 
韓国の大統領候補は夢から目覚める必要がある。世界の安保状況が韓国の「井の中の蛙」式の「自主戯言」をあざ笑っている。韓米同盟を固めて国論をまとめ、中国にしっかりと対応していこうと有権者に訴えるのが正道だ。安保問題をめぐり二股をかけていれば米中双方から捨てられる。米国と中国は両国間で核心の利益をやり取りする。韓国が国際的に孤立しないよう大統領候補と有権者が冷静になるべき時だ。

チョン・ヨンギ/中央日報コラムニスト


【時視各角】米中に捨てられる韓国(1)

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