<MERS>ビッグデータ2年前の警告「アジアが最も危険」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.16 11:33
GLEaMは全世界を25万個単位(25キロ四方)で分けた後、各単位をつなぐ交通の流れを分析する。約230カ国3800余りの空港をつなぐ航空便、約40カ国7万8000余りの地域の公共交通データベースを利用する。イタリアのInstitute of Scientific Interchange財団(ISI)など欧州研究チームは2009年、このプログラムで国家別の新型インフルエンザ拡散時期、最大流行時期をほぼ正確に予測した。また2013年に中東でMERSが広がった時はサウジアラビア・カタールなどMERS発生国を行き来する航空便を分析してMERSがアジアに広がる可能性(66%)が欧州(21%)・アフリカ(12%)などよりも高いと予測した。
米疾病対策センター(CDC)など米国の防疫機関は段階別の感染病対応戦略を立てる時、このようなプログラムを利用する。アン・インソン韓国科学技術情報研究院(KISTI)生命医療予測技術研究室長は「特定地域の学校休業の有無など政策的判断を出す時にビッグデータを利用したシミュレーション結果を反映する」と話した。