韓国与党代表「国家保安法の見直し」発言に…韓国党「朝貢外交」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.08 11:02
共に民主党の李海チャン(イ・ヘチャン)代表の平壌(ピョンヤン)発「国家保安法の見直し」発言が政治の争点に浮上している。10・4宣言11周年記念行事の参加のために北朝鮮を訪問した李代表は5日、現地で記者会見を行い、「平和体制になるためには国家保安法などをどのようにするかを話し合うべきで、南北間基本法も協議する必要がある」と話した。また、李代表は北朝鮮最高人民会議の安東春(アン・ドンチュン)副議長などとの会談では「私が生きている間、絶対に政権を奪われないように固く決心している」とも話した。
これを受け、自由韓国党の金聖泰(キム・ソンテ)院内代表は中央日報との電話インタビューで「李代表が非核化の返信を受けてくるかと思ったら、国家保安法を明け渡すかのように言ってきた」とし、「このような妄言は国民世論を二つに分け、政界を葛藤のうず巻きに追い込むものだ。李代表の今回の平壌発言は従北主義者としての一面を如実に表した」と批判した。同党のキム・ヨンウ議員もフェイスブックを通じて「李代表は南労働党の朴憲永(パク・ホニョン)なのか」として「国家保安法の撤廃まで言及したとは、本当に妄言中の妄言だ。今北朝鮮指導部と手を握って社会主義革命でも起こそうと言っているのか」と非難した。また、キム議員は「3代世襲と北朝鮮住民の人権をわらのように軽く思ってきた北朝鮮指導部の前で保守打破の言及に賛同し、国家保安法の撤廃を云々したとすれば、これはあまりにもひどい与党代表の朝貢外交」と話した。正しい未来党は李代表の「政権を奪われないように」の発言に集中した。キム・グァニョン院内代表はこの日、記者会見で「政府与党代表らしくない包容力のなさを露わにしたもの」としながら「平和に関する懸案は民主党の専有物になれず、超党派的に解決されてこそ持続可能だ」と指摘した。正しい未来党のノ・ヨングァン副報道官も「長期執権の野望を如実に表したのみならず、国民を無視する発言」としながら「公式的な席で口にする表現ではない」と主張した。