韓国型ヘルファイアミサイル、2023年に実戦配備
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.13 09:24
韓国政府は12日、第90回防衛事業推進委員会を開き、アナログ水準の韓国軍の情報通信システムをスマートフォン水準にアップグレードすることにした。また、5000億ウォン(約523億円)を投じて小型武装ヘリコプター(LAH)に装着する韓国型ヘルファイアミサイルを開発し実戦配備することにした。防衛事業庁のキム・シチョル報道官は、「韓民求(ハン・ミング)国防部長官主宰で防衛事業推進委員会を進めた。戦術情報通信システム(TICN)と小型武装ヘリ空対地誘導弾システム開発の交渉対象業者と優先順位を決めた」と話した。
TICN事業は5兆4000億ウォンをかけ音声中心の既存のアナログ通信方式のSPIDERシステムを大容量の情報のやりとりが可能なデジタル方式の戦術通信システムに置き換える事業だ。音声だけでやりとりしていた携帯電話をスマートフォンにアップグレードし多様な戦場情報を活用できるようにする概念だ。キム報道官は「2010年12月から6月まで国防科学研究所(ADD)主管で開発し野戦運用試験の結果『戦闘用適合』の判定を受けた。8年間に全軍で戦力化される予定で、ひとまず来年まで4セットを生産する計画」と話した。キム報道官は「TICNが戦力化されれば軍通信網の伝送容量が増大し指揮統制環境が画期的に向上するだろう。民間IT技術の活用と多くの中小企業の参加で雇用創出と経済波及効果が増大すると期待される」と付け加えた。