韓国、不動産景気の回復が優先…住宅基金を動員へ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.17 14:11
基金の拡大とともに政府が使うもう一つのカードは、中小企業のための政策資金支援拡大だ。企画財政部と金融委員会は下半期に信用保証基金・技術保証基金など国策金融機関の貸出保証額を3兆ウォンほど増やすことを検討している。企画財政部は信用保証基金に従来の保証残額(48兆3000億ウォン)を最大3兆ウォン増やしてほしいと伝えたことが分かった。技術保証基金にも保証を5000億ウォン増やし、残額が20兆ウォン以上になるよう要請した。
政府が景気浮揚のために基金カードを取り出したのは今回が初めてでない。2012年に与党で補正予算要求が激しかったが、当時、朴宰完(パク・ジェワン)企画財政部長官は基金支出拡大を選択した。補正予算を組むほど景気は厳しい状況ではないという判断だった。増額規模は2兆3000億ウォンと大きくはなかった。しかし当時、野党の民主党は「基金増額を通した景気浮揚は便法」と批判した。当時よりはるかに大きな規模の基金支出拡大を推進する崔副総理が念頭に置くべき点だ。