【コラム】パリ韓国文化院長の哀訴(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.05 11:22
残念な点はこういう温かさの裏に冷たさが存在するという事実だ。代表的なのがフランス・パリの韓国文化院移転拡張問題だ。1980年に開設された文化院は韓国経済が成長しするにつれ、国の格に合わないという指摘を受けてきた。流動人口が多くない住宅街のアパートの半地下を借りている上に、狭苦しく古かったという。文化体育観光部は何年か前から新しい建物を用意するための予算を要請したが、政府の予算配分の優先順位から押し出されいつもむなしい水を飲み込んだ。
現場の声はさらに深刻だった。先週文化体育観光部は31カ国で活動する韓国文化院長・文化広報官41人を呼んだ。韓流発展戦略を議論するためだ。パリのイ・ジョンス文化院長も来た。彼は過去にある日刊紙のパリ特派員だった。イ院長は、「記者だった時はわからなかったが、やってみると問題は思ったより深刻だった」と話した。