マンガからラーメンまで、専門図書館だけで1800カ所/日本 3
日本初の図書館は1300年前に誕生東京上野公園に行くと巨大なガラスボックスに入ったレンガの建物と向かい合う。2002年オープンした日本初の国立国際子ども図書館だ。初の現代式図書館である帝国図書館(1906年)の建物を35年に増築して国立国会図書館の支部上野図書館として使ってきたが、97年から6年間、建築家の安藤忠雄氏による大々的改築を経て2002年、子供図書館として再誕生した。建坪6671平方メートルに地下1階、地上3階のルネサンス様式の建物だ。国内外の子供の本と関連研究書籍など約40万冊の蔵書を所蔵している。
「子供の本は世の中を受け継いで、未来を開拓する」というキャッチフレーズのもと、子供たちが読書の楽しさを体得することができるように空間を構えた点が特徴だ。子供たちの目の高さに合った本の配置と時代別絵本閲覧室、幼児・小学生を対象にする子供部屋、調べものをする部屋、話の部屋など図書館利用目的と年齢によって多様なコーナーを用意している。就学前、子供たちに絵本を読んできかせるプログラムもある。