北朝鮮で金正日（キム・ジョンイル）国防委員長の肖像画が撤去されているという報道に関連し、鄭東泳（チョン・ドンヨン）統一部長官は１７日、国会の統一外交通商委の答弁で、「真偽についてはもう少し確認する必要がある」と述べた。

鄭長官は「ただ、北朝鮮のテレビでは２つの肖像画が並んで掛けられていた場面があり、金委員長も最近まで普通に活動している」と述べた。 一角でうわさされている平壌（ピョンヤン）権力異常説は、根拠がないということだ。

日本の時事通信はこの日、金委員長が人民軍第７５４部隊を視察した場面が朝鮮中央放送で報道されたと伝え、「側近の李明秀（リ・ミョンス）、玄哲海（ヒョン・チョルへ）、朴載慶（パク・ジェギョン）人民軍大将が随行したのは、軍内部に異変がないことを示唆している」と解釈した。

在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）の関係者も「肖像画を撤去しろという指令は全くなかった」と話している。