韓国2隻目となる次期揚陸艦「天子峰」、海軍へ引き渡し
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.31 14:41
韓国防衛事業庁は1日、蔚山(ウルサン)現代重工業から2隻目となる次期揚陸艦(LST-II)「天子峰(チョジャボン)」(LST-687)を海軍に引き渡す予定だと31日、発表した。防衛事業庁は2014年11月1に1番艦「天子峰」(LST-686)を海軍に引き渡している。
天子峰は、海軍が保有していた従来の高俊峰(コジュンボン)級揚陸艦(LST-I)よりも速力および搭載能力が向上している。4500トン規模の天子峰は最大速力23ノットで、130人余りが乗艦できる。艦内に国産戦闘システムおよび指揮統制システムを備えているため、上陸作戦指揮所の役割を果たすことができる。海兵隊約300人、上陸用舟艇3隻、戦車2台、上陸突撃装甲車8台を同時に搭載できる。また、艦尾甲板に上陸機動ヘリコプター2機が離着陸できるため、遠距離上陸地点に対する空中強襲作戦も可能だ。海上と空中から同時に戦力を投入する「立体高速上陸作戦」能力を有する艦艇と評価されている。