韓国の月探査、2020年目標にこだわるべきでない(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.06.14 09:28
韓国型ロケットを利用した月探査計画は2020年を目標に1段階(2016-2018年)と2段階(2018-2020)に分けて進行している。まず1段階の目標は「国際協力型の試験用月軌道船開発および打ち上げを通じた月探査自力基盤の確保」だ。計1978億ウォン(約180億円)の予算が投入される。2018年に米航空宇宙局(NASA)の協力を受け、外国のロケットに国内で独自の技術で製作した試験用月探査船を搭載して打ち上げる。航宇研はこのために現在、試験用月軌道船の開発、深宇宙通信地上局の構築などを進めている。
2段階の目標は「月軌道船と月着陸船の独自開発および自力打ち上げ」だ。航宇研は2020年に月軌道船のためのロケットと着陸船用ロケットを数カ月間隔でそれぞれ打ち上げる計画を立てている。高さ2.3メートル、幅1.9メートルの軌道船(太陽光電池を開いた場合は7.5メートル)は月面の写真撮影、着陸船との交信などが主な任務だ。着陸船は月軌道を回って逆推進で月面に着陸し、月探査をする無人探査車ローバーを下ろす。ローバーは韓国科学技術研究院(KIST)が製作中だ。