「財源調達案がない」…韓国の福祉論争に苦言呈するスウェーデンの専門家
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.20 10:25
スウェーデン出身のスヴェン・ホート・ソウル大社会福祉学科教授(65)は2012年春にソウル大の教壇に立って以来、韓国の福祉膨張過程を見てきた。ホート教授は「100年かけて完成されたスウェーデン福祉国家と比較すると、韓国はまだ始まりの段階」とし「基礎をうまく固めるためには政治的リーダーシップが重要だ」と助言した。ホート教授に韓国の福祉問題の解決法を尋ねた。
--韓国の福祉論争をどう見るか。
「2012年の大統領選挙当時から予想された問題だ。当時、与野党大統領候補がみんな福祉公約を出したが、財源調達案はほとんどなかった。やや驚きであり、興味深かった。大統領選の討論でこれに関する活発な論争を期待したが、あまり扱われなかった。最近、ソウル市の福祉政策も調べた。内容は立派だが、やはり具体的な財源調達案はなかった」