【時視各角】非正常の正常化は青瓦台から(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.05 15:07
対面の本当の力は別にある。青瓦台(チョンワデ、大統領府)が対面報告に脆弱な構造だというのが問題になるのもこのためだ。ほかでもない、討論だ。報告を受けて指示することで終わるのではなく、頭と頭、さらに頭を向かい合わせてより良いアイデアを見つけ出すことだ。このようにさえできれば逆説的に青瓦台の構造は問題にならない。
自分1人で離れた執務室ならどうか。前任者が「テニスをしてもかまわない」といったほど広い執務室に1人でいないで、人々で埋め尽くせば良い。いつも長官と秘書を呼んで報告を受けて分からないことを尋ね、返答を聞きながら意見を提示する熱を帯びた討論の場にすれば良い。官邸でも執務室でも、秘書室でも食堂でも、さらに青瓦台の後方の山でも、人を呼ぶ「帝王的大統領」になるという話だ。必要ならば専門家も野党議員も丁重に呼ぶことができる。このような時に初めて秘書室長の話が真の命題となる。「青瓦台の敷地内は大統領がどこにいてもその場所が執務室だ」。