潘基文氏、コンベンション効果なく…陣営内から「感動メッセージがない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.19 14:01
潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が18日、帰国6日目を迎えた。一日も休まず全国を回る強行軍を続けているが、「帰国コンベンション効果」(全党大会のような政治イベント後の支持率上昇効果)は潘氏側が期待したほど表れていない。これに関し「民生のための日程で活発に動いているが、メッセージに感動や国家ビジョンがあまり見られない」という指摘が陣営内部からも出ている。
この日に公開された韓国日報・韓国リサーチ(15、16日)の支持率調査で潘基文氏は20.0%と、トップの文在寅(ムン・ジェイン)前共に民主党代表(31.4%)とは11.4ポイントの差があることが分かった。昨年12月9-10日の同機関の調査(文在寅19.7%-潘基文14.1%)と比較すると、差が倍に広がったのだ。韓国リサーチのキム・チュンソク常務は「潘氏を支持しない理由の58%以上が『国政運営や政治ができないようだ』と答えた」とし「外交官としての能力とは別に、政治指導者としての潘基文を十分に見せることができなかったため」と話した。