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【コラム】牡丹峰はない(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.18 14:37
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朝中双方に交渉と折衝の余地はなかったのだろうか。何よりも平壌の状況が問題だった。「最高尊厳」と呼ばれる金正恩第1書記の執務室に入って公演内容を一部修正しようと話せる参謀はいない。平壌駅で楽団を見送った金己男(キム・ギナム)労働党書記は企画総責だ。しかし昨年春、彼は業務失策で粛清され、起死回生した。しばらく後輩の宣伝煽動部幹部が主席壇に座った行事を彼は客席から眺めなければならなかった。金己男は「あの世から戻ってきたのが数日前だというのに…」と言ってためらったという。

何よりその日は12・12だった。我々には1979年の新軍部の反乱として記憶されるが、金正恩には違う。2年前、叔母の夫の張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長を「国家反逆罪」で無惨に処刑した日だ。叔母の金敬姫(キム・ギョンヒ)の政治的生命も同日に死刑宣告を受けた。こうしたぞっとする記憶の中で苦しんでいる疾風怒涛の31歳の最高指導者だ。こうした心機の金第1書記の机に「電撃撤収」という報告のほかに選択がなかったのはが明らかだ。

 
牡丹峰楽団の撤収の報告を受けた金正恩は創立公演の時を回想したかもしれない。執権初年度の2012年7月に行われた最初の公演は夫人の李雪主(イ・ソルジュ)を公開席上にデビューさせた席だ。短いスカートと肩が露出した楽団女性歌手のファッションスタイルは始まりにすぎなかった。「怨讐の国」米国を象徴するディズニーとくまのプーさんのキャラクター人形が登場し、画面には白雪姫の映像と映画『ロッキー』の主題歌が流れた。地上の楽園を主張した「この素晴らしい世の中」という曲の歌詞は「この狭い世の中」に化けた。平壌版ガールズグループの登場という海外メディアの反応があふれた。スイス留学を経験した青年指導者の金正恩が改革・開放を決心したという観測が出てきたのも無理はなかった。

しかし今回の「牡丹峰回軍」は金正恩体制の限界をそのまま表した。若い最高指導者の登場を契機に偶像化の古い服を投げ捨てるだろうといっていた喜望峰は消えた。

イ・ヨンジョン統一文化研究所長兼統一専門記者


【コラム】牡丹峰はない(1)

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