<インタビュー>ギメ美術館館長「韓国の芸術品、最高の外交官」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.03.29 17:28
「芸術品と遺物が最高の外交官だ」。欧州最大のアジア美術館「ギメ美術館」のソフィ・マラカユ館長の言葉だ。マラカユ館長は「韓国人が韓国美術作品に対して持つ愛情を理解し、海外に搬出された古代美術品の返還のために大変な努力をしていることをよく知っている」とし「しかし合法的に流出した韓国の遺物が世界のあちこちに定着し、むしろ外交の一つの軸になる可能性があることを忘れてはいけない」と強調する。
韓仏国交正常化130周年行事の一環としてソウルを訪問したマラカユ館長は、幼い頃から父に手を引かれて週末ごとにルーブル美術館を訪れた少女だった。現在は文化交流の意味を実践するために努力している。マラカユ館長は「フランスで採用された最初の韓国人が1892年にギメ美術館の韓国コレクションを管理する補助キュレーターだった」とし「ギメ美術館に所蔵された韓国遺物の歴史がまさに韓国とフランスの歴史」と述べた。