40-60代の4割、25歳以上の子を扶養=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.03 16:22
5年前から公務員試験に挑戦しているキムさん(32、ソウル銅雀区)は60代の両親、80代の祖母と一緒に暮らしている。試験に受かれば独立する計画だったが、まだ合格していない。ワンルームマンションで自炊することを望んでいるが、所得が少ないため不可能だ。この年齢まで親の世話になることに負担を感じて昼はアルバイトをしているが、教材費や授業料などで収入は消えてしまう。このため食事はできるだけ家で済ませ、勉強は晩の時間帯に近所の公共図書館を利用する。
こうした生活が長引くと、親との関係も悪化した。父から「ほかの道を探したらどうだ」と言われるたびに口論となる。結婚は考えられないことだ。キムさんは「親に頼りたくはないが、就職できないうえ、家を出れば多くの費用がかかるため、悩みが多い」と語った。