うつ病に“精神病”の烙印押す韓国、政策の大転換
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.10 09:35
今年中に軽いうつ病患者およそ110万人は法律上、精神病患者から除かれる。全体の精神疾患者577万人の20%に相当する。この場合、軽いうつ病があっても医師・薬剤師・栄養士・医療技師・操縦士などの専門職種に進出できる。民間保険にも加入しやすくなる。
保健福祉部の関係者は9日、「年内に精神保健法を改正し、幻聴・忘却など激しい精神病的な症状がある人だけを精神疾患者に分類することにした」とし「うつ病は先進国では誰もがかかる可能性がある‘心の風邪’と考えられるが、韓国では‘精神病’と見なされるので治療を避けるうえ、社会活動に深刻な制約を受けるため、法を改める方針」と述べた。また民間保険会社に対し、精神疾患者の加入を拒否した理由の立証を義務づけることにした。福祉部はこうした内容を含む総合対策を今月中に出す予定だ。