人事スタイル異なる親子…「金正日は映画監督、金正恩はバスケット監督」(1)

人事スタイル異なる親子…「金正日は映画監督、金正恩はバスケット監督」(1)

2015年01月27日16時32分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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討論している鄭成長(チョン・ソンジャン)世宗研究所首席研究委員、全賢俊(チョン・ヒョンジュン)北東アジア平和協力研究院長、コ・スソク中央日報統一文化研究所研究委員(左から)。
  北朝鮮の権力が移動している。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は自分の時代を開きながら、元老の代わりに50、60歳代の実務型官僚を周囲に置いている。金正恩第1書記が新しいパワーエリートと一緒に開いていく2015年の北朝鮮を展望するため、専門家の意見を聞いた。

  全賢俊(チョン・ヒョンジュン)北東アジア平和協力研究院長、鄭成長(チョン・ソンジャン)世宗研究所首席研究委員は「金正恩が権力安定性の側面で安定期に入ったようだ」と評価した。座談会の司会は中央日報統一文化研究所のコ・スソク研究委員が務めた。

  --金正恩第1書記と金正日(キム・ジョンイル)総書記の人事スタイルの差は何か。

  鄭成長=金正日は映画監督、金正恩はバスケット監督に近い。金正日は主演や助演を一度決めれば、映画が終わるまでその人たちで進めるスタイルだ。一方、金正恩は競技を進めながら選手が良ければ最後まで使い、不振ならその選手を他の選手と交代する。特に軍部でそのような面が多かった。金正恩は金日成(キム・イルソン)軍事総合大学で指揮官の教育を受け、他の分野よりも軍で気に入らない人を随時交代している。

  全賢俊=金正恩は金正日に比べて公開的で破格的な動きを見せてきた。官僚に対する論功行賞をすぐにするスタイルだ。これを通じてパワーエリートを掌握し、民心をつかもうとする。張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長、李英浩(イ・ヨンホ)軍総参謀長らを除いたのも、住民の不満を鎮めて金正恩の大胆な政治に魅力を感じさせようとするものだ。そして活発に動けない元老は形式的に残し、仕事ができる50、60代を近くに置こうとするだろう。形式主義を完全に排除するスタイルであり、今後は単にパルチザン、親戚という縁故だけで登用されるケースは減るはずで、実力があり健康で成果を出せる人たちが数多く登場するだろう」

  --オバマ米大統領が北朝鮮の崩壊に言及したが。

  全=権力の安定性を評価する基準は正当性・効率性・統制力だ。正当性は世襲によって確立され、効率性は金正日時代より経済が良くなり、統制力は「ナンバー2」と呼ばれた張成沢を粛清するほどの力を見せた。したがって権力の安定性はかなり達成したとみられる。ただ、核問題で対外関係が依然としてよくないのがキズだ。

  鄭=金正恩の権力を過小評価するのは情報不足に起因する部分が大きい。金正日の死去直後に北が放映した記録映画を見ると、金正恩がすでに金正日の公開活動に同行していただけでなく、単独で指導もしていたことが分かる。したがって政治的に確実に権力を掌握し、経済的にも多くの成果を出した。特に経済分野で市場活動を以前よりも増やし、住民は月給以外に他の収入が発生し、相対的に過去より余裕ができた。

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