日本で打ち上げられるUAE初の「国産衛星」は韓国中小企業の作品(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.08 16:40
地方の中小ベンチャー企業がどのように世界各国の衛星を作り、技術移転までできたのだろうか。サトレックアイは1999年、KAIST(韓国科学技術院)人工衛星研究センター出身の博士が設立した会社だ。昨年420億ウォン(約42億円)の売上に46億ウォンの営業利益を上げた。従業員は230人。映像分析と販売、放射能の監視を事業目的とする子会社3社を含めると300人を超える。
キム・ビョンジン代表は「起業から4カ月でマレーシア観測衛星RazakSAT(ラザクサット)を受注し、その後は資金の心配をすることなく世界各国の衛星を受注することができた」とし「運が良かったが、KAIST人工衛星研究センターで築いた信頼と実績が大いに役立った」と話した。キム代表は「現在までは100~500キロ程度の衛星を作っているが、今後は50~500キロまで範囲を広げる計画」としながら「米国衛星メーカーのLOFT ORBITALとは最近のトレンドである『衛星コンステレーション(constellation satellite)』事業も共同で進めていく計画」と付け加えた。
キム代表の言葉のように、最近世界衛星市場は衛星コンステレーションをはじめ、小型衛星が中心になりつつある。衛星コンステレーションは、同じ機能を果たす数基の衛星が群れをなして地球軌道を回ることをいう。一般的に観測衛星が同じ場所を再度撮影する場合4~5日かかるが、数基が集まっている衛星コンステレーションは観測資料を毎日アップデートできる長所がある。