アシアナ機内食問題 自殺した協力会社代表「私が全ての責任取らなくては」

アシアナ機内食問題 自殺した協力会社代表「私が全ての責任取らなくては」

2018年07月03日15時57分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  アシアナ航空機内食臨時供給企業の協力会社代表Aさんは、亡くなる前に「私が全ての責任を取らなくてはいけないようだ」と周辺に漏らしていたことが分かった。

  3日、韓国紙ハンギョレによると、Aさんは2日午前、知人と電話で話をしている途中に「非常に辛い。私が全ての責任を取らなければならないようだ。会社は私が間違っていたと言う」と漏らしていた。Aさんはまた、「スタッフが現場で泣きながら仕事をしている。女性スタッフは泣き喚いていて大騒ぎだ」とし「私も28時間働いている状態」と当時の状況を表現したと同紙は伝えた。

  その後、Aさんはこの日午前9時34分ごろ、仁川(インチョン)市内の自宅で死亡しているところを遺族によって発見された。Aさんの会社はアシアナ航空に機内食を供給することで短期契約を結んだ「シャープ・ドゥアンドコ(Sharp DO&CO)」が取り引きしている協力会社4~5社のうちの1社だ。アシアナ航空の2次下請け企業といえる。

  アシアナ航空とシャープ・ドゥアンドコが結んだ契約書には「シャープ・ドゥアンドコ側の帰責で国際線での機内食供給が30分以上遅れた場合、アシアナ航空は食事代全体のうち50%を支給しなくてもよい」という内容が記載されていたことが分かった。機内食を積み込むことができないまま出発した航空便は、主に中国や日本など短距離の国際路線だ。今回の事態でAさんの会社も打撃が避けられなかったというのがメディアの説明だ。

  「ノーミール(No Meal)事態」が始まった1日、アシアナ航空国際線旅客機80便のうち51便で1時間以上の遅れが出たほか、36便は機内食を積み込むことができない状態で出発した。2日には75便の国際線旅客機のうち16便が機内食がないまま出発し、3日午前10時まで機内食供給に支障があって1便が1時間以上遅く離陸したほか、8便で機内食の積込ができなかった。

  アシアナ航空は、過去15年間にわたって機内食を供給した会社に、契約延長の対価として錦湖(クムホ)ホールディングスに対する巨額の投資を求めて協議が決裂すると、ゲートグルメ(Gate Gourmet)と新規サービスを準備した。だが、今年3月に機内食生産工場で火事が発生し、7月1日から供給することになっていた日程に支障が生じた。

  これに対応するため、アシアナ航空は3カ月間、シャープ・ドゥアンドコと短期契約を結んだが、機内食の注文が円滑に処理されずにいる。

  警察は役職員からAさんが機内食納品問題で苦しんでいたという陳述を確保して極端な選択をすることになった経緯やシャープ・ドゥアンドコと同社の間で納品問題をめぐって何があったのかなどを調査中だ。

  アシアナ航空は3日、「早期に機内食サービスが安定化するよう渾身の努力を尽くす」と公式に謝罪した。機内食サービスを受けられなかった搭乗客には30~50ドル(約3330~5550円)相当のクーポンを支給している。
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