<金正男毒殺>混雑する空港で…リスクの中で犯行急ぐ理由あったのか(1)

<金正男毒殺>混雑する空港で…リスクの中で犯行急ぐ理由あったのか(1)

2017年02月16日13時59分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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情報当局は金正男氏(キム・ジョンナム)氏殺害の背後に偵察総局があるとみている。金正恩(キム・ジョンウン)委員長は昨年、偵察総局長を金英哲(キム・ヨンチョル)氏からハン・チャンスン氏(右)に交代した。(中央フォト)
  北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の異母兄である金正男氏(キム・ジョンナム)氏は13日、マカオ行きAK8320便(エアアジア)航空機に搭乗する予定だった。

  飛行機は格安航空だった。豪華な生活をしてきた金正男氏が格安航空のエアアジアを利用したことには疑問があった。それほど生活に余裕がなかったのではという声もある。しかし航空便を確認した結果、当日午前にマカオに行く直航便はAK8320だけだった。

  国家情報院は15日の国会情報委で「金正男氏は過去に資金を十分に準備していて不便な点はないはず」と報告した。

  金正男氏は普段から5つのパスポート(外交官旅券)を所持し、身分を隠してきたという。マレーシア警察は14日、死亡者の名前を「キム・チョル(KIM CHOL)」と発表した。

  しかし金正男氏殺害事件はミステリーが多い。特に多くの人々が行き来する空港の出国カウンターで午前9時に事件が発生した点は謎だ。

  空港にはあちこちに防犯カメラが設置されていて犯行の場面が残る。マレーシア警察も空港の防犯カメラに映った女を容疑者とみて行方を追った。2012年から金正男氏暗殺を図ってきた北朝鮮が逮捕されるリスクを負いながら急いで犯行に踏み切らなければいけない理由があったのではという分析が出てくる。金正男氏が欧州や韓国などの情報機関を通じて亡命を図ったが、これが北朝鮮当局にばれて殺害されたのではという見方が出てくる理由だ。

  金正恩委員長の出生から北朝鮮ロイヤルファミリーに関するさまざまな情報を持つ金正男氏が西側に亡命する場合、北朝鮮体制の恥部が表れる可能性がある。ユ・ドンリョル自由民主研究院長は「金正男氏の親せき(金正日総書記の夫人・成ヘ琳氏の姉・成恵琅氏の息子)のイ・ハンヨン氏は1996年、韓国で北朝鮮最高指導部の家族史を書いた著書『大同江ロイヤルファミリー』を出した後、北が送ったスパイに殺害された」と述べた。別の対北朝鮮消息筋は「身辺に脅威を感じてきた金正男氏が一時、家族とともに韓国亡命を図ったと聞いている」と主張した。

<金正男氏毒殺>混雑する空港で…リスクの中で犯行急ぐ理由あったのか(2)
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