【グローバルアイ】慰安婦問題、韓日首脳が決断を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.13 08:13
16日のワシントン韓米首脳会談の隠れた議題は韓日関係かもしれない。韓米戦略同盟と北朝鮮の核問題に対する連携の強化には異見がなさそうだ。2国間レベルの韓米関係は強固だ。しかし米国はアジアリバランス(再均衡)政策の大きな枠で韓米関係を眺める可能性もある。米国は最近、対日関係で2つの大きな所得があった。一つは日本の集団的自衛権行使が反映された安保法成立だ。日本の積極的安保貢献は米国の念願でもある。もう一つは環太平洋経済連携協定(TPP)の原則的妥結だ。貿易と投資規範を新しくするTPPは、日米主導のアジア太平洋秩序ともかみ合っている。韓米自由貿易協定(FTA)を経済的な側面だけで見ないことを考えればよい。
米国は今後、日韓米協力の復元にさらに拍車を加える可能性がある。韓国・日本と同盟である米国にとって韓日関係の改善はアジアリバランス政策の画龍点睛だ。昨年オバマ米大統領が仲介した日韓米首脳会談は、3カ国間の途切れた輪をつなぐための努力の一環だ。米国が1951年以来14年間の韓日国交正常化交渉でいつも火付け役をした点を想起させる。韓日関係は米国の立場に関係なくそれ自体が重要なものだ。自由・民主主義・人権の基本理念を共有する隣国だ。相互交流・協力は東アジアの繁栄と平和の礎石となった。国交正常化の半世紀がこれを立証する。