【時視各角】私は李完九首相に共感できない=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.27 16:25
率直に言って私は李完九(イ・ワング)首相候補者(以下、敬称省略)がうらやましくもあり、恥ずかしくもある。うらやましいのは「神の家族」だからだ。本人は「舟状骨副骨」で入営1年にして陸軍一等兵として招集解除された。次男は留学中にサッカーをして膝前方十字靭帯が破裂し兵役が免除された。2人とも大変な病気だったと信じたい。
また恥ずかしい理由は、この地にそれだけ人材がいないからだ。大統領の手帳には、瑕疵のある人物ばかりあふれている。1年1カ月で招集解除された人物は李完九だけではない。崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)、文亨杓(ムン・ヒョンピョ)、尹炳世(ユン・ビョンセ)、金鎮台(キム・ジンテ)、安鍾範(アン・ジョンボム)などその数はおびただしい。金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表も同じだ。現政権閣僚の兵役免除と代替服務の比率は何と50%だ。その息子もまた慢性閉鎖性、椎間板ヘルニア、糸球体腎炎などでの兵役免除があふれている。もっとも精神病で軍隊に行かなかった人物が検察核心幹部として捜査を総指揮したという笑わせる国が大韓民国だ。