“放射能オリンピック”追及…困惑する東京招致委
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.06 09:22
2020年夏季オリンピック(五輪)の東京開催を目指す日本が、招致戦の終盤、福島第1原発の汚染水問題で苦しんでいる。4日(現地時間)にアルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれた東京招致委員会の記者会見でも苦戦した。記者会見は、東京・マドリード(スペイン)・イスタンブール(トルコ)の中から開催地が決定する7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会を控えて行われた。
東京招致委側は各種広報映像を通じて、日本の技術で製作した人間型ロボットまで前面に出し、雰囲気を作った。しかし記者の関心はほとんど汚染水問題に向かった。竹田恒和招致委理事長に投じられた6つの質問のうち4つが汚染水関連だった。
竹田理事長は「東京は安全だ。食品、水、空気は政府が責任を持って解決すると発表しているので心配はない」と主張した。これに対し、ある海外の記者が「では、東京において唯一の心配は放射能汚染水の漏出だけか」と皮肉った。すると竹田理事長は「東京の放射線量はロンドンやニューヨーク、パリなど世界の大都市と同じレベル。絶対に安全だ」と答えた。