【社説】中国とロシア、北東アジアの緊張を高める行為を即刻中断すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.24 08:54
韓国空軍戦闘機が独島(トクド、日本名・竹島)領空を無断侵入したロシア軍用機に警告射撃をする危機状況が発生した。合同参謀本部によると、昨日午前、ロシアA-50早期警戒機が独島領空を2度も侵入した。これに対し空軍は直ちにF-15KとKF-16戦闘機を出撃させて警告放送に続き360発の警告射撃をしたという。ロシアをはじめ他国の軍用機が韓国の領空を侵犯したのは初めてだ。しかもこの日はロシア軍用機の他に中国爆撃機も動員され、合同で韓国防空識別圏(KADIZ)を侵犯した。これもまた初めての出来事だ。中露の尋常でない行動は、北東アジア地域に新たな緊張をもたらす深刻な事件だ。
この日KADIZに進入した中露軍用機は、ロシア早期警戒機1機およびTu-95爆撃機2機と中国H-6爆撃機2機などだ。両国の合同飛行形態は事前計画された挑発水準だった。最初に独島領空に進入したロシア早期警戒機は韓国空軍戦闘機の警告射撃を受けると一旦は退いたが、再び領空に進入した。韓国空軍の対応程度を把握しようとする狙いとみられる。中国爆撃機も離於島(イオド)を通過して北上した後、東海(トンへ、日本名・日本海)でロシア空軍機と合流して合同飛行を実施した。中国は爆撃機の飛行に合わせて軍艦を離於島南側に向かわせた。中露が韓半島(朝鮮半島)周辺で空軍および海上作戦を総合的に練習したと推定される。