ミサイルを装着した無人機開発の道が開かれる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.08 09:50
済州道西帰浦市(チェジュド・ソグィポシ)から韓半島西海岸の最北端平安南道新義州(ピョンアンナムド・シンウィジュ)までは760キロメートル、釜山海雲台(プサン・ヘウンデ)から東海岸北端の咸鏡北道羅先市(ハムギョンブクド・ラソンシ)までは780キロメートル離れている。ミサイル射程距離を800キロメートルに拡大するとこれら東海岸と西海岸の最北端が射程圏に入ってくる。既存のミサイル指針通りならば北朝鮮の前方一部だけが攻撃対象だった。
その上、固体燃料を使い発射の兆候を感知しにくい北朝鮮の短距離戦術ミサイルKN-02(射程距離120キロメートル)の脅威から抜け出すには中部地方から撃たなければならず、韓国の最前方地域からミサイルを撃っても平壌(ピョンヤン)を攻撃することさえ手にあまった。
このためミサイルの射程距離延長は北朝鮮の脅威を抑制する“十分な手段”というのが軍当局の説明だ。国防部当局者は「米国の了解を勝ち取った800キロメートル以上の距離は軍事的に意味はない。むやみに周辺国に対する誤解と対立で安保的費用ばかりが多くなる」と話した。