韓国憲法裁判所が朴槿恵（パク・クネ）大統領の「セウォル号７時間」の行跡を明らかにすることを要求した。２２日、イ・ジョンミ、イ・ジンソン、カン・イルウォン憲法裁判官の審理で開かれた弾劾審判に関する第１回準備手続き裁判でだ。

イ・ジンソン憲法裁判官は「セウォル号事件は弾劾訴追の理由（憲法上、生命権保障の違反）と記載された事案」とし、「国民のほとんどが何をしていたかを覚えるほど、大事な事件当日、（大統領が）時間帯ごとにどこでどのような業務をし、どのような報告を受けて何の指示を下したかを漏れなく明らかにせよ」と述べた。

朴大統領側のイ・チュンファン弁護士は「（大統領に）直接会って確認してから、大統領秘書室と安保室と調べて提出する」という立場を明らかにした。

憲法裁判所はまた、国会が弾劾訴追議決書に提示した９つの弾劾理由を５つに分けてまとめた。

憲法裁判所がまとめた争点は▼私的組織による国民主権主義および法治主義の違反▼大統領の権限乱用▼言論の自由侵害▼生命権保護の義務違反▼賄賂の授受など刑事法違反－－だ。

これとともに憲法裁判所は訴追委員と大統領側が証人として申し入れた崔順実（チェ・スンシル）被告（６０）と安鍾範（アン・ジョンボム）前青瓦台（チョンワデ、大統領府）政策調整首席秘書官（５７）、チョン・ホソン前付属秘書官（４７）を証人に採択した。