「三菱、強制労役させた全員に謝罪すべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.31 07:53
「三菱マテリアルは強制労役に動員された全員に謝罪しなければいけない」。
日本の三菱マテリアルが戦争捕虜を強制労役に動員した過去を謝罪する行事を主管した米国のラビ(ユダヤ教の宗教指導者)エイブラハム・クーパー氏は29日(現地時間)、三菱が韓国人強制徴用者に対しては謝罪していないという電子メールの質問に対し、このように答えた。続いて「第2次世界大戦終戦70周年記念日は(強制労役の責任がある)すべての日本企業が行動する時点を提供するだろう」とし、三菱のほかの日本企業も謝罪することを促した。
クーパー氏はロサンゼルスにあるユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」の副所長。クーパー氏は19日、同センターで、第2次世界大戦中にフィリピンで日本軍の捕虜となり三菱炭鉱などで強制労役をしたジェームズ・マーフィーさんに対し、三菱マテリアルの代表団が謝罪する行事を主導した。当時、三菱マテリアルの木村光常務らは「過去の不幸な出来事の道義的な責任を痛感する」として謝罪した。しかし三菱側は韓国人強制徴用者に対しては謝罪せず、批判が続いている。