韓国流通業界、7月の「ブラックフライデー」…なぜ?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.17 11:27
このような切迫感からセールの時期を例年より操り上げて消費を誘導する現象も目立つ。真夏ブラックフライデーが登場した背景だ。
現代百貨店は今月9日まで毛皮を最大70%で割引販売するイベントを行った。通常、毛皮イベントは秋・冬の新商品が出てくる直前、在庫商品を処理するために8月に行われるが、1カ月以上も繰り上げたのだ。夏のセール開始時点に合わせて客を集めるためだ。
イーマートも8月に行っていた夏商品在庫処理セールをシーズン中の17日に始める。デイズの夏の衣類全商品2万ウォン分以上を購買すれば30%割引となるなど追加割引もある。イーマートの関係者は「今年に入って5.7%売り上げが減少したファッション部門が、先月からは9.4%まで下落幅が拡大し、ファッション部門の消費促進に力を注いでいる」と述べた。消費者が財布を閉じる際、真っ先に服の購入を減らすためだという。