【コラム】セウォル号の主犯は市民がいない民主政治(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.28 13:47
そうしてこそ国民の傷も癒える。国民は、大統領が出した27種類の国家改造項目が果たして適切な代案なのか分からないうえ、改造の主役が依然として国家だという点に納得していない。
なぜ胸に傷を負った市民に尋ねることができないのか、なぜ国家不信に戦々恐々とする市民社会に信頼回復の返事を求めないのか。「純粋遺族」が不純な集団と会わないか警察は見張りをしなければならなかったのか。怒ったデモ隊を連行すれば和らぐのか。雰囲気反転のために放送協力をひそかに要請したのか。もしかしてワールドカップが開催されるのを待ちこがれているのか。