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【コラム】自動車が1階を占領した都市=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.28 14:44
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いつからだろうか。韓国では新築建物の1階に人の代わりに自動車が住み始めた。ピロティ構造の多家口・多世帯建物が作られるようになったからだ。ピロティは建物1階に壁体を入れずに柱だけで1階を開放させる工法だ。

ピロティを初めて考案したのはフランス建築家ル・コルビュジェだ。彼が主張した「近代建築5原則」の一つだ。1階を開放して光を入れて通風をよくし、自由に行き来できるようにするという考えだった。地中海性の気候で冬に雨が降ると湿っぽくなるためだ。

 
そのようなピロティがどのように韓国の多家口・多世帯建物の建築類型になったのだろうか。起源を追いかけていくと、1960年代の建築法規には住宅類型が単独住宅、4階以下の連立住宅(建築面積660平方メートル超過)、アパート(日本のマンションに相当)しかなかった。都市に人々が集まりながら単独住宅を分けて複数の人が暮らせるようにした不法改造が盛んに行われた。住居難に苦しめられている国民を違法者にすることはできない。結局、政府は建築面積660平方メートル以下の4階以下の単独、3階以下の多家口建物をそれぞれ84年、90年に法制化する。いわゆる「家商売」が路地住居の供給に力を入れ始めた。単独住宅は取り壊されて多家口・多世帯建物が建てられるようになった。

自動車の急速な普及で駐車問題が新たに社会問題になった。結局、政府は駐車場法を強化する。建築許可を受けるためには民間が自分で判断して駐車空間を確保させるようにした。その解決方法として「ピロティ」が登場する。ピロティ工法で建物を作って1階を駐車場にした場合、1階の底面積は建築面積に含まれなかった。1階を駐車場にして1階分さらに高く作っても、もともとの面積をそのまま適用して法を守ることができた。4~5階の多家口・多世帯建物が誕生した背景だ。

1階に自動車だけある路地は寂しい。夜になれば暗い。その時その時をつぎはぐようにして改正された建築法が作り出した奇形的な街の姿だ。当初、公共駐車場を多く作って供給していれば、今はどうなっていただろうか。私たちの暮らしの場所にはいつも公共よりも民間の奮闘記録ばかりがあいっぱいで残念だ。

ハン・ウンファ/建設部動産チーム記者

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    【コラム】自動車が1階を占領した都市=韓国

    2019.05.28 14:44
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    ソウルのある住宅街にあるピロティ建物の様子。自動車が地上層を占領してしまった。
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