【時論】南に行くと言いながら北へ行く韓国政府(2)

【時論】南に行くと言いながら北へ行く韓国政府(2)

2018年12月06日11時32分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  また別の方法は市場経済的方式だ。ゲームのルールはみんなに公正に適用するようにし、能力のある人たちが金を稼げば彼らから税金を徴収し、その税金で苦しい人たちを助ける方式だ。政府が意味のあるセーフティネットを作る方式だ。先進国がすべてやっている方式だ。能力のある人たちも情熱を持って熱心に仕事をでき、苦しい人たちは政府がある程度の生活をできるようにする方式だ。

  経済跳躍のためには韓国もこの方式で行かなければならない。このように行くには多くの準備が必要だ。すべての国民がどんな場合でも最小限の生活をできるようにプログラムを正しく作らなければならないためだ。複雑な福祉プログラムを整備しなければならず、効果が落ちる政府支出を削減して財源を用意しなければならない。いまのように政府が計画性なく資金を使っていては行くことができない方式だ。さらに遅くならないために最初の方式は廃棄し2番目の方式をしっかりと準備しなければならない。

  コン・ウォングクの『春秋戦国物語』を見ると、紀元前4世紀の魏にいた王と臣下の話がいまの現実と似ている。要約するとこうだ。魏の季梁という臣下は王が推進する計画が魏の大きな政策目標から外れると考えた。そこでその臣下は王に次の通り進言する。「きょう道である人に会ったが、実際には北に行きながら南の楚に向かっていると言うのです。そこで私が『なぜ南の楚に行くと言いながら実際には北に行くのか』と尋ねたところ、『馬がいいので、また、旅費が豊富なので、また、御者が馬をうまく扱うのでそのようにする』と答えたのです。そこで私がいくらそうだとしてもこの道は楚に通じておらず、速く行けばますます楚から遠ざかることになると話しました」。

  今回の政権は苦しい人たちもともに良い暮らしをする経済を作ると話している。目標は立派だ。だが実際にはその反対の道を歩んでいる。手段を誤ったためだ。南に行くという目標は決めたが実際には北に行っている。速く進むならばさらに速く目標から遠ざかることになる。だから残念だ。少し変えればいいのにそれでさらに残念だ。

  ピョン・ヤンホ/元財政経済部金融政策局長

  ◇外部執筆者のコラムは中央日報の編集方針と異なる場合があります。

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