ソウル中央地検刑事３部パク・チュングン部長検事は 「今回の捜査は昨年５月、クォン・サンウさんが所属事務所を変える過程で紛争が発生すると、クォンさんが前マネージャーらを告訴したことから始まった」と話した。

パク部長検事は 「クォンさんのほかに俳優と歌手たちが被害を受けたという情報を入手し、確認している」とし「今回の事件は芸能界に進出した組織暴力団たちに送る警告メッセージだ」と明らかにした。

パク部長検事は釜山（プサン）地検、水原（スウォン）地検の暴力団担当部長を経て２００４年１００億ウォン台中国産ヒロポン密輸組職を摘発するなど、検察内代表的な暴力団通だ。

中央地検刑事３部は殺人、強盗などの事件を捜査している。

次は一問一答。

－－捜査過程は。

「クォンさんは告訴当時、芸能界生活をやめなければならないと思うほど苦しんできた。家族に対する脅迫もあったという。クォンさんはこれまで３回出頭して調査を受けている。最初は仕返しを受けることを懸念して告訴を取下げようとするなど消極的だった。しかし調査の過程でキム・テチョン容疑者の脅迫情況を把握した。クォンさんも関連事実を述べている。検察はこれを口頭で告訴したものと判断し、捜査を拡大した。これまで検察は各種の情報などを収集してきた」

－－キム容疑者はどうして脅迫したか。

「日本で牧師である元やくざがいるのだが、この人がクォンさんに好意で高級時計を与えた。彼はそれをファンミーティングに対する出演の約束だと思っていた。クォンさんがファンミーティングをしないと、クォンさんを脅迫した。この人とキム・テチョン容疑者は友人で、キム容疑者が介入したといえる」