【中央時評】国家情報院事態の本質=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.08 15:27
今回の国情院事態の本質は、チョウォンふぐ料理店事件、税風事件と同じように、国家機構が不法的に民主政府選出過程に介入し、主権と憲政手続きを蹂躙したものだ。被疑機関の首長が国家利益と機関利益を混同し、国家機密内容を恣意的に判断して公開しながら反撃した行為も正しくない。
野党とメディアが論争の焦点を北方限界線(NLL)問題に向けたのも過ちだ。特に野党の選択は大きな間違いだ。民主主義理論が強調するように、領土・安保・理念・主権をめぐる論争で、改革勢力が保守勢力に対して政治的利益を得たり勝利するというのは不可能だ。分断国家では言うまでもない。もし彼らが南北関係と安保問題を通じて政治競争と選挙で保守勢力に対して勝利と優位を追求したとすれば、判断を間違ったのだ。