【社説】パワハラと戦闘的労働組合、ともに問題だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.06 11:35
労働界が「1987年労働者大闘争」と呼ぶ全国的な労働紛糾は蔚山(ウルサン)現代系列会社で始まった。当時のデモのスローガンには「頭髪自由化」「(出退勤時)服装自由化」というものもあった。さらには「安全靴で脛を蹴るな」 「ポケットに手を入れて歩けるようにしろ」という涙ぐましい要求もあった。今では想像もできない、30年以上も前のことだ。
雇用労働部が昨日発表したヤン・ジンホ韓国未来技術会長の関連会社に対する特別勤労監督の結果は衝撃的だ。開発独裁時代でもないのに、同社のオーナーは暴君のように職員を日常的に遊び道具のように扱った。会食で飲めない酒を強制的に飲ませ、職員に喫煙を強要し、生ニンニク・からしを強制的に食べさせたりもした。退職者の再就職を妨害し、セクハラを放置し、手当もまともに支給しなかった。雇用部はなんと46件の労働関係法違反事実を確認した。