韓国サッカー選手イ・スンウ（１９、エラス・ヴェローナ）がイタリアプロサッカーセリエＡにデビューした。後半に交代出場し、短い時間に印象的なプレーを見せた。

イ・スンウは２４日、ヴェローナのマルカントニオ・ベンテゴディ競技場で行われたラツィオとの２０１７－１８シーズンセリエＡ第６節ホーム試合に後半２５分から出場した。チームが０－３とリードされた状態でホームファンの拍手を受けてピッチに立ったイ・スンウは活発な動きで試合の雰囲気を変えた。左ＦＷのイ・スンウは攻撃から守備まで積極的に動き回った。後半３４分にはセリエＡで初めてのシュートを放った。サイドからチームメートとパスを交わして鋭いクロスを入れたプレーも目を引いた。

チームは０－３で敗れたが、イ・スンウは合格点を受けた。英国サッカー統計専門サイト「フースコアドドットコム」はイ・スンウにチームで２番目に高い評点６．４を与えた。ベローナ地域メディア「ヴェローナ１９０３」は「勝敗が傾いた状況でチームに活気を与えた」と評価した。イ・スンウはインスタグラムで「セリエＡにデビューできてとても幸せです！　今後さらに発展した姿をお見せします」とコメントした。

しかしイ・スンウは２５日に発表されたサッカー韓国代表の欧州強化試合メンバーには含まれなかった。申台龍（シン・テヨン）韓国代表監督は「招集メンバーは２週間前に出るが、イ・スンウはそれまで試合に出場する機会がなく、もう少し見守る必要があった」と説明した。その一方で今後、イ・スンウをはじめ、ペク・スンホ（ジローナ）、イ・ジンヒョン（ＦＫアウストリア・ウィーン）など６月にＵ－２０（２０歳以下）代表で活躍した若い選手のＡ代表チーム抜てきの可能性を残した。

申監督は「代表チームは自然な形で世代交代が行われるべきだと考える」とし「３人の選手は私の頭の中にある。いつでも機会がくれば選んで活用する準備をしている」と話した。