【グローバルアイ】THAAD葛藤と万宝山事件=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.14 15:44
高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の導入が急ピッチで進められている。THAAD発射台が電撃的に平沢(ピョンテク)に展開したのは6日夜。THAAD敷地交換契約を交わしてから一週間のことだ。中国は8日、王毅外交部長の例年の記者会見で対応した。王部長は一帯一路(陸・海上シルクロード)、米中関係、習近平執権第1期の外交決算の順で答弁を続けていった。中国外交の優先順位だ。「韓半島(朝鮮半島)戦争の可能性」は4番目を占めていた。王部長は線路を左右する「仲裁者(switch man)」を自任している。ブレーキを踏めと提案した。
THAADは9番目、韓中関係の質問の中で扱った。扱う順番を下に持ってきて交渉余地を示した中国式の外交レトリックだ。反面、日中関係は後ろから4番目に扱った。アフリカ・フィリピンよりも低い地位だ。
「ことしは中日国交正常化45周年だ。『盧溝橋事変(1937年7月7日、日中が衝突した事件)』80周年でもある。2つの記念日は対照的な2つの経路を代表する。一つは平和と友好、一つは戦争と対決だ」。