韓経:10年間に「半分の半分に」…命脈絶たれる韓国時計産業(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.29 14:39
ロマンソンは最近、「時計会社」のイメージを改めて「ファッション企業」への変身を図っている。同社は大々的なリストラを通じて時計事業部の人材を大幅に減らし、海外バイヤーに会うために毎年欠かさず参加してきた世界最大の時計博覧会「バーゼルワールド」に今年はブースさえ出さなかった。
ロマンソンはその間、高価な機械式時計(バッテリーでなくゼンマイで作動する時計)を発売し、デパートやホームショッピングで販路を広げるなど研究開発(R&D)とマーケティングに相当な努力をしてきたが、「スイス時計の壁」は結局、乗り越えることができなかった。流通業界の関係者は「金基文(キム・ギムン)ロマンソン会長が(当時)中小企業中央会長だったという象徴性があり、有名デパートでも単独の売り場があったが、販売が振るわず撤収するしかなかった」と述べた。